インフレ時代を迎えて、このまま現金や銀行預金を持っていても目減りしてしまいますので投資を考えている人も多いことと思います。
若い人の場合は、新NISAを基本に、世界か米国を対象にしたインデックスファンド(オルカンとかS&P500)を長期に積立ていくことが資産形成で最良の方法だということになっています。 が、還暦過ぎの私はどうするのが良いのか迷っています
そんななかで手に取った本です。
金融資産一億円!インフレ時代の投資術 ―銀行・証券会社にたよらないお金持ちへの道
江幡吉昭:著 さくら舎
【目次】
はじめに 70歳のだいたいの人は金融資産一億円はある
第一章 世間の常識とは異なる事実がある
第二章 加速度的に資産を増やす
第三章 不動産投資で失敗しないために
第四章 インフレ時代は投資しないと損する時代
著者は、カリスマ富裕層マネー専門家だそうです(よく自分で言うなぁ)。
いまテレビ朝日系でやっている唐沢寿明演じる「プライベートバンカー」に出てくるような節税スキームの話も出てきます。
【本書のポイント】
- 投資は株一択 株以外の債券やその他のコモディティ(原油や金、穀物などの商品)への分散投資はしない
- 世界の優良企業の株に分散投資する
- コツコツ積み立て、ひたすら所有し続ける
- 株のテクニカル分析は占いと大差ない
- ネットに核心の情報は載っていない
- 「絶対に儲かる」という投資の本は買うだけムダ
- 金融機関のお勧めは買うな
【感想】
結局のところ著者も、(株一択と言い切っているのが特徴ですが)長期・分散・積立投資となるわけです。
新NISAを扱ったほとんどの経済記事でもこの方法が推奨されて、実際に「S&P500」とか「オルカン」が圧倒的に選ばれています。
が、私には「人と同じことをやっていても儲からない」という今までの投資の経験則と矛盾してないかという疑念が少しあります。
欧米では「リッチマンになりたければ“孤独”に耐えろ」と言い、日本では「人の行く裏に道あり花の山」と言うそうですが、はたしてどうなるか…。
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