私が2024年5月に読んだ本です。
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5月に読んだ本
THINK BIGGER「最高の発想」を生む方法:コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (シーナ・アイエンガー)
マル暴ディーヴァ(今野敏)
禅 シンプル生活のすすめ (枡野俊明)
5月に聞いたオーディオブック
- こちら空港警察(中山 七里)
- 人生を好転させる掃除道(枡野 俊明)
- 禅 シンプル生活のすすめ (枡野 俊明)
- マル暴甘糟(今野 敏)
- 後妻業(黒川 博行)
- 世界一流エンジニアの思考法(牛尾 剛)
- 金吾中納言(司馬 遼太郎)
- 大坂侍(司馬 遼太郎)
- 喧嘩早雲(司馬 遼太郎)田崎草雲のことなので「草雲」が正しい?
- 罪ほろぼし 剣客商売より(池波 正太郎)
- 波紋 剣客商売より(池波 正太郎)
- メガバンク銀行員ぐだぐた日記(目黒 冬弥)
- 青い山脈(石坂 洋次郎)
THINK BIGGER「最高の発想」を生む方法
盲目のコロンビア大学ビジネススクール女性教授 シーナ・アイエンガーが「選択の科学」以来13年ぶりに出した本です。
問題の創造的な解決法を神経科学や認知科学の最新知見に基づいて説いています。
かんたんにまとめると、
創造は、誰にでもできるもので、古いアイデアの新しい組み合わせ以外のなにものでもない。→ 「発想する」より「探して組合せを試す」
THINK BIGGER の方法は、3つのツールを使って、6つのステップで行う。
3つのツールは
- 選択マップ
- 全体像 (あなた/ターゲット/ 第3者 から見る)
- 第3の眼(4種類のフィードバック手法)
6つのステップは
- ステップ1:課題を選ぶ あなたの解決したい課題は何か?
- ステップ2:課題を分解する あなたの課題を構成する「サブ課題」は何か?
- ステップ3:望みを比較する おもな意思決定者は何を求め、望んでいるか?
- ステップ4:箱の中と外を探す 「別領域」で過去にうまくいった解決策は何か?
- ステップ5:選択マップ 戦術の「組み合わせ」を何度も試そう
- ステップ6:第三の眼 あなたが見ているものは他人にも見えるだろうか?
感想
最初にブレインストーミング(以下、ブレストと略します)の効果がないことが書かれています。
私も会社員時代、何度か研修のときにやらされましたが、まったく何も生みませんでした。「発想が発想を呼ぶ」ようなことはなく、誰か個人のマシな意見をブレストの体裁をとってまとめるだけでした。
その理由は、ブレスト自体が非効率ということもありますが、実際に会社で行われているブレストは、参加者がブレストを正しく理解しておらず、結果だけを求めていたことが大きいように思います。
THINK BIGGER の方法は、ブレストより有用だと思いますが、その考え方や緻密過ぎるプロセスをきちんと理解しないことには、実際の役に立てることは難しいと思います。
ブレストと同様、形だけ真似ても意味はないのでは…。
人生を好転させる掃除道
内容がオーディオブック向きで、聞いていると掃除のモチベーションが高まります。
- 掃除は、こころの修行
- 掃除は、癒し こころが清められる
- 掃除は、汚れてからするのではなく、汚れる前にする
- 掃除で、仕事や人間関係も上手くいく
- 禅では、「一掃除、二信心」 掃除が先
感想
「知の巨人」と言われた立花隆が、ベストセラーとなった「捨てる技術」(辰巳渚)を大批判したことがあった。
立花隆は、モノを捨てる、片付ける、身の回りをきれいにする意味がわからなかったので、頭に血が上ったようだった。
もし立花隆がこの本を読んだら、ああいうみっともない論争をすることもなかったかなぁと思います。
「捨てる技術」のあと、断捨離ブームが来て、ミニマリストが跋扈するようになります。