週刊文春に先々月から連載が始まった「ウェンカムイ 死刑囚 木嶋佳苗の生痕」について書き留めておきます。
著者は「おそめ 伝説の銀座マダム」「女帝 小池百合子」の石井妙子氏。
実は私、2冊とも図書館から借りたものの、1/5 も読めずに脱落しています。なんか文章についていくのが辛くなるのですね。でもこれは楽に読めます。
1.タイトル「ウェンカムイ」について
ウェンカムイとは、アイヌ語で「悪い神」という意味です。
木嶋佳苗が生まれ育った北海道東部はヒグマの密集地域。アイヌの人々にとってヒグマは「カムイ(神)」として崇められていて、仕留めたときには霊送りの儀式を行って弔うとともに、その肉や皮などを糧として頂いてきました。
しかし、人を襲って喰ったヒグマは、「ウェンカムイ」とされ、霊送りもされず、肉や皮も放置されたままにされました。
木嶋佳苗は人喰いヒグマに準えられているのでしょうか。
2.死刑囚となってからも、モンスターは肥大化するばかり
木嶋佳苗については、何冊も本が出ていますし、なぜ今頃また?と思ったのですが、逮捕され拘置所に収監され、裁判、死刑判決、死刑確定してからも、モンスターぶりを発揮(それどころか益々肥大化)していて、関わってきた人を悲劇に陥れているのですね。
死刑判決が下っても木嶋佳苗は止まらない。メディアの下心と、膨大な量の手紙で塀の外の人間をコントロールする木嶋の虚栄心とが出会うとき、悲劇は何度でも起こる。(6回より)
獄中にいながら、他人を操るんだから凄いです。
マスコミの下心が上手く利用されている感じです。
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3.各回のタイトル
#1 断崖──父と娘
木嶋佳苗の父親は木嶋逮捕の4年前に自殺していた
#2 私はやっていません
裁判で、自分の女性機能自慢
#3 劇場型裁判と朝日手記
死刑判決 の数時間後に朝日新聞デジタルに長文の手記を載せる
#4 “共犯”編集者の告白
木嶋に小説「礼賛」を書かせた編集者 会社と木嶋の板挟みで編集者を辞めて田舎に引っ込む
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#5 文春編集者との文通
文春の女性編集者と文通 上田美由紀への嫉妬
#6 父が授けた凶器
凶器は「文章力」
#7 3度目の獄中結婚
「週刊新潮」の担当デスク井上氏と結婚!
井上氏は新潮社を退社
#8 狙われた顧問弁護士
筆者のところにも手紙が届き始める
その目的は文春の顧問弁護士にあった
ここまでが逮捕から今までの話です。以降は木嶋が上京してからの話になるようです。
#9 上京と同棲
#10 “上智大学生”の彼氏
4.感想に代えて
しかも今年9月からは note で 有料記事も配信しています。 1記事500円です。
東京拘置所ガイド〜30kg痩せた木嶋佳苗の獄中記〜
相変わらず、虚言ばかり。
私はこんな奴の懐に入ると思えば、10円でも出したくない。
死刑が確定してから7年も経っているのに、未だに虚言を振りまき、他人に暴言や罵詈雑言を浴びせまくる木嶋佳苗。金額の多少は知りませんが、稼いでいるようだし、どうなってんの?と思います。
「法務大臣は判決確定から6か月以内に死刑の執行を命じる」刑事訴訟法第475条第2項
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