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よく眠れなかったり、日中ぼーっとしているのは、寝室のCO2濃度のせいかもしれない 【換気のすすめ】

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先日登録している海外の某健康サイトからのメールに、寝室の二酸化炭素(CO2)濃度に関するものがありました。個人的に興味を惹かれましたので要約してメモしておきます。

 

 

1.寝室ではCO2濃度が高くなりやすい

換気が不十分な寝室では、人の呼吸によりCO2濃度が容易に上昇します。特に複数の人が寝ている場合や気密性の高い住宅では、基準値である1,000ppmをかんたんに超えます。

 

寝室のCO2濃度


机上の計算だと
一般的な広さの寝室(例えば、床面積10 m2、天井高2.5 mで容積25 m3 = 25,000 L)を想定してみましょう。仮にCERを平均12 L/hとすると、1人で8時間睡眠した場合、合計96 LのCO2​が排出されます。この量のCO2​が完全に密閉された空間に蓄積すると、CO2​濃度は約3840 ppm (96L/25000L×1,000,000) 上昇することになります。初期濃度が外気レベルの420 ppmだとしても、最終的には4260 ppmに達する計算です。

 

実際には、住宅にはある程度の自然換気があるので、完全に密閉されることは稀ですが、近年の高気密・高断熱住宅では自然換気量が非常に少なくなっています。


2.CO2濃度と人間への影響

 CO2濃度の一般的な基準は1,000ppm以下ですが、このレベルでも敏感な人は頭痛や眠気、集中力の低下といった症状を感じることがあります 。   

1,500ppmを超えると、睡眠が浅くなったり中途覚醒などの影響が出て、2,600ppmを超えると翌日の認知機能に悪影響が出るという報告もあります 。  

 




3.対策について

最も効果的な対策は換気。窓を開けたり換気扇を使用するなどして、室内のCO2濃度を下げることが推奨されます 。  

空気清浄機は効果なし。
観葉植物も、TEDに出ていた研究者が勧めていたが、実際には効果なし(らしい)。

 

4.まとめ

寝室はCO2濃度が高くなりがちです。よく眠れなかったり、日中眠いのは、寝室のCO2濃度が高くなっているせいかもしれません。とくに複数で寝ている場合、高気密になっているマンションや住宅に住んでいる場合は要注意のようです。

先ずは、朝と夕方の2回、窓を開けて換気するのが良いそうです。

 

心配な方はCO2濃度計を用意するのも良いかもしれません。コロナ以降劇的に安価(7,000円程度)になりました。

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