今日発売の週刊新潮 2025年2月20号に「名医が徹底検証 ヘルペスウイルスが原因でアルツハイマー認知症になるか」という記事がありました。(P42~P45)
記事の内容は 東京都健康長寿医療センター元副院長 松下哲 氏を取材したもので
1.アルツハイマー型認知症の原因は、アミロイドβ説が有力だったが、最近はヘルペスウイルスによる感染症を支持する論文が多い。
2.台湾やフランスの調査では、ヘルペスウイルスに感染している人は、感染していない人よりアルツハイマー型認知症の発症率が2.5倍以上高い。
3.台湾でヘルペスウイルス感染者に抗ウイルス薬を投与したところ、認知症リスクは 1/10以下に減った。
4.米国での治験では、認知症患者に抗ウイルス薬投与で1年半後も認知機能が低下しなかった。→高価な認知症薬より効いた
5.ヘルペスを直接予防するワクチンはないが、代わりに帯状疱疹ワクチンでも予防効果がある可能性(交差免疫)がある。
6.女性の70代で帯状疱疹ワクチンを受けた人でも2割認知症リスクが減ったというデータも… →50代でワクチンを打てばもっと予防効果があった?
7.帯状疱疹ワクチンには、生ワクチン(ビケン)と不活化ワクチン(シングリックス)がある。2025年4月から国の定期接種になる。後者は効果は高いが重い副反応の可能性も…
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感想
帯状疱疹ワクチンが、認知症予防に効果があるかどうかはまだはっきりとはしません。が、私の母親も帯状疱疹で痛い目にあったので、本来の目的で打っても損はないとも思われます。
一方で、私にも新型コロナのワクチンでは副反応らしきものもあったので、本当に帯状疱疹ワクチンを打つか、打つとしたらどちらのワクチンを選ぶかは迷うところです。
ワクチン否定論者のこのワクチンに対する意見も聞いてみたいものです。
帯状疱疹ワクチンについて
アルツハイマー型認知症の原因が感染症であるとする説ですが、ヘルペスウイルス以外にも他の病原体(歯周病菌など)も関わっているのでは?と思います。