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税理士からIDとパスワードをメールで送れと言ってきたので、通信経路の暗号化を確認して、情報保護モードを設定して返信した件

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相続税の申告するために、税理士から、私が使っている E-TAXの識別番号(ID)と暗証番号(パスワード)をメールで送るように依頼がありました。


IDとパスワードをメールで知らせる?


かんたんに言ってくるので、少し不用心では?と思われましたが、いちおう以下のことを確認して、返信することにしました。

 

Google Gemini にて作成

 

 

1.メール送信の経路が暗号化されているか確認する

以前は、パケット盗聴してメール内容を傍受することは簡単で、パソコン雑誌にもそのようなソフトが紹介されていました。

パケット盗聴

ネットワークを流れるパケットを盗み見る行為。パケット通信を実施するネットワークでは、パケットを分析するツールが利用されている。こういったツールを悪用することで、自分宛てではないパケットを盗み見できる。インターネットや無線LANでは、送信したパケットはネットワーク内をそのまま流れ、盗聴はごく簡単に行われてしまう。そのため、通信データを暗号化する技術などを使い、パケットを盗まれても中身が読めないようにする対策が取られる。
https://www.ntt-west.co.jp/business/glossary/words-00830.htmlNTT西日本

 

今ではたいがいのメールは、TLS接続を利用していて、メール送信の経路が暗号化され、通信を盗み見られても解読には時間がかかるようになっています。

私も含めて大勢の方が使っているGmailなども常にセキュアな TLS接続経由でメールを送信しています。

しかし、今でもメールサーバーとのやりとりを暗号化しないでそのまま送っているメールがあるかもしれません。(下の記事では、2020年の段階では日本では30%から40%が通信経路が暗号化されていなかった、とのことです)

 

 xtech.nikkei.com

 

そこで、税理士からのメールを見たところ、TLSで保護されていることが確認できました。

 

 

 



2.Gmailの情報保護モードを利用する


Gmailには情報保護モードという機能があります。

この機能を使うことで、私が税理士に送ったメールが、

  • コピーされたり転送されたりできない
  • 一定期間経過後閲覧できなくなる

ように設定できます。

情報保護モードの方法は、普通にメールを作成後、情報保護モードのボタンをクリックして設定するだけです。

鍵マークをクリックすると、情報保護モードが設定できる



ここでSMS を設定すると、SMSを受けた当の税理士(または事務の人)以外の人が開いたりすることも出来なくなります。
(今回は、税理士の携帯番号を知らなかったので、使用しませんでした)

 

スマホGmailアプリの場合は、画面の「≡」か「︙」をクリックすると、情報保護モードが選択できます。

 



感想に代えて

さらにセキュリティを高めるためには、メール自体を暗号化することも可能です。メールの内容によっては必要かもしれません。

また税の申告後は、暗証番号を変更することが必要だと思いました。

 


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